社労士会多摩支部の学校教育プロジェクトの会議に参加してきました。
社会保険労務士としての社会貢献活動の一環として、
この多摩地域でも、小学校、中学校などでの”社会保険労務士による出前授業”を展開しようと、色々と議論してきました。
国レベルでも学校教育段階で社会保障教育を、というのが言われ始めたのは最近のことですが、
つくづく感じるのは、
「自分も小学生の時にこういうこと、年金とか、労働法とか、教えてほしかった」ということです。
自分が社会保険労務士の資格の勉強を始めた時に痛感したことは、
いかに自分がものを知らなかったのか、ということ。
自分の給料から引かれる健康保険料や厚生年金保険料、それもかなりの金額になるのに、「ああ、こういうものか」という程度の認識で、内容については全くわからないままでした。
自分が中学から通った学校はまがりなりにもいわゆる「受験校」だったため、受験に直接役に立たないものは教えません、的な授業だったと思います。
また最近はいわゆる”ブラック企業”の問題などがさかんに取り上げられますが、
こうした問題の背景にも、いまの若い人たちが労働者の権利、労働基準法とか労働組合とか、働く上での本当に基本的なルールを知らないということがあると言われます。
学校教育というのは、ほんとうの意味で生きていく上で役に立つ知識を、もっと生き生きと伝えるものになるべきなのでしょう。
自分も微力ながら貢献できれば、と思います。
コメントをお書きください